
FXのサイトを作るので、FXについて勉強するように命じられた。
中学校の時数学で27点を取って以来、数字はできる限り避けて生きてきた。
あまりに数字音痴のため、本を読んでもまったく理解ができない。勉強のため、自身の30万円を口座に入れて、運用をしてみることに!?はたして儲かるのか!?
FXについて情報収集を始める。
専門用語を理解するのは難しくない。
これは長年ライターの仕事をしているとわかることなのだが、たいていの業界の専門用語は意味を聞いてみると「な〜んだ」というほど簡単なものがほとんどだ。
たとえば、私だって、初対面の人には専門用語を多用することがある。「タイトルの下にバイラインを作成します。ラフデザインができましたら、デザイナーに発注して、原稿の流し込みは最後にします。原稿はさみだれでお送りします」というように。
これを「タイトルの下に一行説明を入れましょう。まずはおおまかな絵を描いて、そのとおりにプロのデザイナーさんに文字の入っていない状態のサイトを作ってもらいます。文字を入れるのは最後です。原稿はできたものからお送りします」としてしまうと、わかりやすいのだけれど、「なんだ、それなら僕にもできそうだ。わざわざプロに頼まなくてもいいかなあ」と思われてしまって、仕事をもらえない。
案の定FXの用語もたいしたことなかった。
スプレッド=売る時と買うときの通貨レートの差通貨ペア=どの国の通貨と交換するか
など、聞いてみるとなんでもない(一度海外旅行に行ったことがあればすぐわかる感じ。幸い私は海外旅行大好き。でも、行ったことがなくても、一日で十分理解できる)
けれどもいまいち儲かる仕組みがよくわからない…。
りんごが1個100円で売っています。
これを10000円で100個買いました。
ある日、りんごを1個105円で買いたいという人が現れました。
そこで105円のりんごを100個売ったので、10500円になりました。
500円もうかりました。
FXもこれと変わりがない。
商売の基本は「仕入れは安く(買う)小売りは高く(売る)」。つまり、買うときは安く買って、売る時は高く売る。
差額が利益だ。
10000円を1ドル=100円で買うと100ドルになって
100ドルを1ドル=105円で売ると10500円になってもどってくる。
500円もうかった。
これがFXの基本的なしくみ。だけどレバレッジがわからない。
FXの画面にログインしてみた。まずは「お取引」と…。
何をしたらいいのかよくわからないので、チャートを眺める。けどやっぱりよくわからない。
FXは「売り」からも入れるのが特徴だ。
なんで100ドル持ってないのに100ドル売れるんだろう…。
よくわからないので、とりあえず慣れ親しんだ「買い」から入ることにする。
あてずっぽうに…オーストラリアドル1万通貨を購入。チャートが右肩上がりだし。
ところが、このあと画面を見てみると…
減ってる!!1000円くらいお金が減っている!!
なんで!!そんなに相場が急に変わったの!?
とおもいきや、そういうわけではなかった。
レートは売る時と買う時で少し変わる。
10000円を1ドル100円で買えるとしても
売る時は99.8円くらいでしか買ってくれない。これはFXに限らず、普通の銀行でも同じこと。
これがいわゆる「スプレッド」なんだ、ナルホド。
99.8円で買ってくれるならスプレッド20銭。
次の日画面を見てみると…
あれっ!!
5000円も下がってる!!
詳細を見てみると…
ものっすごい赤字!!
よくよくチャートを見ていると。
全体的に上昇傾向なんですよね。この3ヶ月間。たまたま昨日下がっていただけ。
日別のチャートしか見なかったから、全体を見るのを忘れていた。
うーん…このまま持っていてもっと値段が上昇したらどんどん損失が膨らむなあ・・・
やってしまったようだ。
このまま持っていても上がりそうにないから、泣く泣く決済。
5000円の損!

先日の反省を試み、今日は全体の流れを見て売り買いを決める。
USドルがどんどん上がってる。これだ!!
「買い」注文。
しかあし…このあと30分ほどチャートが右肩上がりになったものの、すぐ右肩下がりに移行。やばい!!決済!!
取引損益+120円なり…。画面を穴があくほど見つめること30分で、たったの120円の儲け…。うーん…。

ところでFXは「売り」からも入れると書きました。先に売ってあとから買う、でもいいし先に買ってあとから売る、でもいいから、とにかく「安く仕入れて高く売る」
の原則を守ればもうかるということ。
まあたとえばお客さんに「シャツ1枚12000円で売りますよ」と約束してから10000円で仕入れてくるともうかります。ところが、約束したシャツが見つからなくて、13000円でしか仕入れられないと1000円損します。と例えるとわかりやすいかもしれない。
「売り」から始めるにしても「買い」から始めるにしても、はじめに注文することを「ポジションを持つ」という。なんで「売った」なのに「持つ」なのか。不思議。
とにかくためしに「売り」ポジションをやってみることにする。
「買い」からやる場合は、チャート(為替相場のグラフ)を見て、右肩上がりになっているものを選ぶといいらしい。
ということは、「売り」から入る場合はチャートをみて右肩下がりになってるやつが、儲かりそうな商品だ。
よく見るとチャートには種類がいろいろあって、月単位のものと、日単位のものと時間単位、分単位のものがある。今見ているのは「5分足」のチャート。
そして、「時間足」のチャートに切り替えてみると…あった!!
ユーロのチャートが思いきり右肩下がり!!即「売り」注文。
昨日はすぐ決済しすぎた気がするのでそのまま放置して寝ることにする。
やったあ!上がってる!!うれしい!!
この期に及んでやっと「レバレッジ」の意味が見えてきた。
証券会社の広告を見ていると、レバレッジを高くするともうかる、という風に見える。
「なんと、レバレッジ100倍!!」という強いPRがどこでも行われている。この広告のせいで、いかにもレバレッジと損益が連動するかのように見える。少なくとも私にはそう見えた。
レバレッジが10倍で運用通貨が1万で、レートが…なんていろいろ数字が出てくると、いったいいくら儲かるのか、もしくは損するのか、まるでわからなかった。
けれどもひも解いてみるとそんなに複雑ではない。
レバレッジを変更しても、損益の計算式には変わりはない。
(売ったレート)×運用通貨数―(買ったレート)×運用通貨数―手数料
レバレッジが10倍だろうが、100倍だろうが、この計算式は同じ!!なのだ。
ただし、レバレッジを変更すると、「運用に必要な資金」が変ってくる。
たとえば、100円のUSドルを1万ドルを運用するのに普通なら100万円の元手が必要だ。けれども、レバレッジを10倍にすると
100万円÷10=10万円の元手があれば1万ドルを売ったり買ったりできる。
だけどレバレッジが10倍だろうが100倍だろうが、
同じ1万通貨を運用した時の損益は同じ!!

それにしても、よく見ると1日の為替変動ってあまり大きくない。
動いても1円くらい。
その中で上がったり下がったりしてるだけだから、どんなベストタイミングで売り買いしても、私の場合一回の取引が1万通貨だから1円×1万通貨=1万円が利益。
でもそんなにベストなタイミングなんてつかめるわけがない。
もっと為替がうごかないかなあ・・・。
ベッドに入る前にパソコンを開いてみると…
すごい!めちゃめちゃ下がってる!!
どんどん円高になってます。ポンドもドルも豪ドルもユーロも総崩れ。
いまだ!チャンスだ!!
売って売って売りまくれ!!!
とはいっても資金に限界があるし、レバレッジが高くなりすぎるとリスクが大きくなるときいたので3万通貨を限度と自分で決める。
豪ドル、NZドル、ユーロに決定。
売る。全部売る。
この日、為替はずっと円高になり続けました。
会社にいる間もどんどん、円高になりました。
家に帰ってもどんどん円高になりました。
そうして深夜になりました。
4月21日になりました。
どんどん利益が上がっていく。
円安になりかけたら怖いから決済しようと思っていたのに、全然ならない。落ち続ける。
午前2時…
午前3時…
午前4時…
午前5時…
もういいや、ここまで起きていたんだから会社行こう…
午前5時、家を出て会社に向かう。
午前6時。NZがクローズし、為替の動きが止まった。
決済だ…。
達成だ…。
眠い目をこすりながら会社のパソコンにて決済。
1日で38350円の利益!!
利回り10%を大幅に超えました!!
というわけで、FXは結構もうかります。
でもチャンス!!というときとそうでないときがあります。
そうでないときは、労力に利益が見合わないので、やめたほうがいいかもしれない。
特に、心配性な性格の人は、リスクを背負うとストレスがたまるでしょう。それも含めて、リスクに対して利益が少なすぎます。
ただ私の性格的に、心配症なのでパソコンの前から一切離れられず、寝不足になり、どっちかゆうと肉体労働に近かったです。
そしていま、このレポートを書き終えましたので、私は帰って寝ます。
おやすみなさい。
読んでくださってありがとうございました。
みなさまの検討をお祈りします!!
戦勝の証です。↓
